保育の仕事インタビュー

保育補助者・保育支援者インタビュー

「私にとって保育補助は恩返しの場」

保育補助者として働いて3年目になる、 助任なかよし認定こども園の大場裕子さんにインタビューしました。

 保育補助者を志したきっかけ

 私は、もともと保育に興味があった訳ではありませんでしたが、自分の子育てを経験したことをきっかけに保育に興味を持つようになりました。子育て中、自宅近くにある現在在職している助任なかよし認定こども園の「子育て支援センター」に約8年間、毎日のようにお世話になり、同じ子育て中のママさんたちと悩みを共有したり、保育士さんに保育のアドバイスをいただいたり、子どもが家庭では経験できない遊びや、関わりをたくさん経験させていただき、本当に私の子育てを助けていただきました。その頃から私は保育に少しずつ興味を持つようになり、保育ボランティアに参加していました。そんな中、当時の保育ボランティア仲間から”子育て支援員制度”(保育補助)の情報を聞き、私の“保育に関わりたい”という願いを叶えてくれる制度だと思い、子育て支援員研修を受講することにしました。

そして、子育て支援員研修を修了後、助任なかよし認定こども園にご縁があり入職することとなりました。

現在の仕事内容

現在の仕事内容は、お世話になった「子育て支援センター」での配属で、勤務時間は朝の9時から14時まで。朝、自分の子どもたちを送りだしたあと出勤し、14時に保育補助の仕事を終え、自宅に帰って一息着いてから子どもたちを迎えられるように、このような勤務時間帯で働かせていただいております。仕事内容は、お掃除や子育て支援センタ-にお越しいただいた親子さんの応対業務。保育士さんからご指示いただいて、親子のフォロー(子育ての話をしたり、子どもたちと遊んだり、ママさん同士の繋がりをサポート)をしています。親子の来所がないときは、クラス保育のお手伝いにも入っています。

職場の雰囲気

「子育て支援センター」は、保育教諭、子育て支援員らが協力して運営しています。職員間の雰囲気は、なんでも相談しやすい雰囲気です。分からないことも聞きやすく、丁寧にお教えいただいております。忙しいときには、お気づかいいただく言葉や、帰りの時間を気にかけていただいております。自分のやりたい保育も相談してやらせていただき、職員が思いを出し合える良い雰囲気です。

保育補助者になってよかったこと

子育て支援センターに来てくれた親子さんの役に立てたなと感じたときは、保育補助者になってよかったなと感じます。自分の子育て中に「子育て支援センター」の先生方に教わったことや、当時自分が感じた嬉しかったことや悲しかったことなどを、今度は自分が保育補助者として、センターに来ているママさんたちに伝えられている。恩返しできているなと感じたとき、保育補助者になってよかったなと思います。私にとって保育補助の仕事は恩返しの場です。

メッセージ

自分が助けてもらったこと、嬉しかったことを、他の人に伝えられるというのは、とてもすばらしいことだと思います。そのような場がここにはあります。自分の子育て経験を、誰かのために役立てるのは、自分にとっても幸せなことです。子育て経験がある方や、保育に興味が少しでもある方はその経験や気持ちを誰かのために役立ていただけたらと思います。