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子どもは熱中症になりやすい⁈

2022年08月19日更新

子どもは自分で水分を補給したり、服を脱ぐなどの暑さ対策がしにくいです。また、子どもは地面に近いので、照り返しの影響を強く受けます。さらに感染症予防でマスクを着用していると熱中症リスクが高まります。

熱中症になったら?対処方法は?

熱中症の症状が見られた場合、すぐに水分を摂って涼しいところに寝かせて、ゆっくり休息させましょう。
🔷応急処置
・太い血管のあるわきの下や首などを氷で冷やす。
・冷たい濡れタオルで身体を拭く。
・うちわ、扇風機などで風を送る。
*意識障害、けいれん、高熱等の症状がある場合は、すぐに受診が必要なので、救急車を呼ぶなどしてください。

保育園で熱中症にならないための対策は?

🔷日陰を利用する
幼児は照り返しの影響を大人よりも大きく受けます。屋外で遊ぶ場合は、こまめに日陰や屋内で休憩しながら遊ぶようにしましょう。
🔷帽子をかぶる
帽子をかぶることで、日光が頭に直接あたらなくなり、頭の温度が上昇するのを防ぎます。
🔷水分補給をする
本人が「のどが渇いた」と感じた時には、もうすでにかなり水分が失われているということです。そのため、のどが渇く前に、保育士は少しずつ子どもに水分と塩分を補給することが重要。こどもが「のど乾いていない」というから飲ませなかった、というのはNGです。
🔷子どもの顔色や汗のかき方を観察する
乳幼児の場合、まず顔色を見ましょう。オムツに出ている尿の色を確かめ、濃くなっていないかチェックします。濃くなっているようだったら水分不足です。また「唇が乾いていないか、汗がしっかり出ているか」も確かめましょう。

まとめ

毎年、熱中症は増加傾向にあります。乳幼児の熱中症も多くなり、それが原因で亡くなる子も毎年増えています。
熱中症は、保育士の予防で防ぐことができます。熱中症に対する理解を深めて、万全の対策をしていきましょう。
また、子どもたちのケアに頭がいっぱいで、保育士自身の熱中症対策が後回しになることがありますので、保育士も熱中症対策をしていきましょう。