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もうすぐ七夕!七夕飾りの意味・由来は?

2022年06月29日更新

よく見る七夕飾りですが、これらの意味や由来って?

短冊

昔の七夕行事では五色の糸を飾っていましたが、江戸時代に五色の短冊に願い事を書いて飾るようになりました。「〇〇が欲しい」や「宝くじが当たりますように」など、様々な願い事が書かれていることがありますが、もともとは機織や裁縫、書道などの上達を願う行事でした。なので、手習い事などの上達を願う方が良いと言われています。

網飾り

魚を捕る漁業の網(あみ)を表している細かな切れ目が美しい「網飾り(投網・天の川)」は、魚がたくさん捕れるようにと大漁を祈願しています。

折り鶴

昔から長寿の象徴とされていた鶴。七夕の飾りとしても折り紙で折った鶴は、長寿や家内安全を願う飾りです。

吹き流し

七夕まつりなどでおなじみの、風船やくす玉に色とりどりの紙などを貼り付けた華やかな「吹き流し」。古来の七夕の行事で五色の糸を針に通し、お供えしていたものを、今では五色の紙に置き換えられており、裁縫が上達するよう、願いが込められた飾りです。

七夕飾りは基本的には一夜限りのもの。前日(6日)に飾り付け、7日当日には片付けるのが習わしです。
というのも、七夕飾りには人の「穢れ(けがれ)」といった良くない気が移るとされ、あまり長く飾っておくと縁起が悪いものだったため、「7日のうちに片付けないと願い事が叶わない」という言い伝えもあったそうで、穢れ(けがれ)を浄化する意味合いで、当日のうちに川や海に流していました。
しかし、現在では七夕がお祭りやイベント化していることもあり、期間にこだわることは少なくなったよう。自宅や園で、子どもたちと準備するときも、早めに飾り付けを行ったり、しばらく飾っておいて七夕の雰囲気を長く味わったりするなど、思い思いの方法で楽しんでみてください。